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解説ノート編集履歴

GlyphWiki:グリフを登録する

出典: フリーグリフデータベース『グリフウィキ(GlyphWiki)』

チュートリアル:グリフを登録する

いよいよグリフウィキにグリフを登録するための方法について理解しましょう。

登録されているグリフの修正、削除

すでに登録されているグリフの修正や削除はグリフページの「編集」タブをクリックしてください。なお、作業意図を明確にするため、既存グリフの編集については「編集内容の要約」への記入のご協力をお願いします。

削除のことをグリフウィキでは「白紙化」と呼び、原則としてデータ削除はできないようになっています(履歴表示の機能でいつでも過去の登録分を参照できます)。白紙化するときはデータ「0:0:0:0」を登録してください。

まったく新しいグリフを作る

グリフウィキを検索しても自分の意図したグリフが存在しない場合はぜひ新たに登録してください。

登録できるグリフについて

グリフウィキでは、原則として「漢字」の「明朝体」デザインのグリフの登録を目的としています。以下のようなグリフの登録についてはお断りすることがあります。

  • 絵、イラスト
  • 明朝体以外の書体、デザイン(ただし古字系についてはあまり厳密には適用しません)
  • 商標と思われるもの
  • 非漢字

ただし、後述の「ユーザー占有グリフ」での登録や、既存の文字コードや周知の文字集合(字書など)に含まれるグリフの場合には登録を認めています。

なお、グリフウィキで利用しているグリフ生成エンジン(KAGEエンジン)は明朝体グリフの生成に特化していますので、今後のエンジンの改良において明朝体文字以外のグリフについては、同じデータで従来表現できていたものが再現できなくなる可能性がありますのでご了承ください。

今昔文字鏡の文字番号の利用について

文字鏡研究会が配布している今昔文字鏡フォントで定義されている文字番号については、そのライセンス 上、グリフウィキでは利用するべきではないと解釈しています。ですので、別のソース(典拠)をもとにした名前を付けてください。誤解を避けるため「mojikyo-」「m-」などのprefixを登録しないようにしてください。

グリフ名の検討

基本ルール

グリフ名に使える文字は、英小文字、数字およびハイフン「-」で、先頭は英小文字、末尾は英小文字・数字としてください。全体の文字数は5字以上60字以内である必要があります。

(ご注意:ユーザー占有グリフの命名においては、ユーザー名部分+「_」を除いた部分について上記ルールが適用されます。つまり「kamichi_001」というグリフ名は「001」と解釈されるため、ルール違反となり登録できません。「kamichi_hz001」などとする必要があります)

名前は早い者勝ちではありません。既に他人が同じ名前を使用している場合は、新しいデータで上書きします(上書きされた古いデータも引き続き利用できます)。

名前の付け方

グリフウィキでは全てのグリフに名前がついています。あなたが新たにグリフを登録するためには名前を考える必要があります。グリフウィキで一番難しいのは、このグリフ名の検討かもしれません。無秩序な登録を防ぐため、グリフウィキでは名前を決めるための方針を以下いくつか用意しています。この方針に従っていないグリフは白紙化・名前の強制変更の対象となります。

  • とりあえずsandboxに登録する
  • ユーザー占有グリフとする
  • 既存グリフの異体字とする
  • 既存グリフの偏化変形部品とする
  • IDSによる記述とする
  • 既存の漢字集合をベースに名前をつける

とりあえずsandboxに登録する

特にグリフウィキに慣れていない方や、グリフの名前が決定できない場合は、とりあえずsandboxに登録し「編集内容の要約」の欄にそのグリフの意味(由来、典拠、親字)などを入力していただければ、他の誰かが適切な命名のグリフとして再登録してくれるかもしれません。

複数のグリフがある場合でもsandboxに1つずつ上書きしてください。履歴を見ればすべてのグリフを確認することができ、将来的に新しいグリフ名に複製することができます。

ユーザー占有グリフとする

グリフウィキは自由な利用を目的とするため、だれでも登録されているデータを更新することができますが、場合によっては困るケースがあります。そこで、グリフウィキにアカウントを持っているユーザーが占有して管理できるグリフの命名方法があります。

グリフ名の頭に「(アカウント名)_」とつけることで、そのグリフの編集および新規作成は、そのアカウントでログインしているユーザーに限られます。例えば「kamichi_hogehoge」というグリフはユーザーkamichiのみが作成、編集できます。

ただしデータ自体は公開されますので、データをそのまま別のグリフにコピーして登録することは可能です。

ユーザー占有グリフの場合は、どんな命名でも原則として受け付けますので、命名に困った場合の一つの方法となります。

既存グリフの異体字とする

ベースとなるグリフに対して異体字番号をつける命名方法です。異体字番号は「(ベースグリフ名)-itaiji-###」および「(ベースグリフ名)-var-###」の2種類があります。両者の区別は「ISO/IEC 10646でユニフィケーション対象となっている差異」に相当する場合は「-var-###」を、それ以外は「-itaiji-###」としてください。ほとんどの異体字は「-var-###」になるはずです。

「###」の部分は3桁の数字となり、各グリフごとに「001」から順番につけます。すでにある番号に重ねてデータを登録しないように、異体字が何番まで振られているかを先に確認しておいてください。

グリフの白紙化などで欠番が生じた場合には、その番号は廃止とし、再利用しないでください。また「-var-###」と「-itaiji-###」は独立していますので、同じ数字が振られても両者は関係づけられません。また「-var-###」と「-itaiji-###」を両方つけたり、2個以上つなげることはできません。

 ○ u4e00-var-001
 ○ u4e00-itaiji-001
 × u4e00-var-1
 × u4e00-itaiji001
 × u4e00-var-001-itaiji-001
 × u4e00-var-001-var-001
 × u4e00-itaiji-001-itaiji-001

検索可能性を高めるため、なるべくベースグリフはUCS(ユニコード)相当グリフとしてください。

既存グリフの偏化変形部品とする

例えば「金」という漢字部品は金偏になるとu91d1-01のように変形します。これをグリフウィキでは「偏化変形」と呼びます。あるグリフに対して、偏化変形した部品を登録したい場合には偏化変形部品用の接尾コードが用意されています。ベースとなるグリフ名の後ろに接尾コードをつなげてグリフ名とします。

接尾コード意味
-01左右結合の左、左中右結合の左、中
-02左右結合の右、左中右結合の右
-03上下結合の上、上中下結合の上、中
-04上下結合の下、上中下結合の下
-05囲い結合の外
-06囲い結合の中
-07位置の指定はないが単独字ではなく部品として利用
-08縦長部品として利用(-01、-02の共通部品に相当)
-09横長部品として利用(-03、-04の共通部品に相当)
-10囲い外部品で中の密度が通常より高いもの
-11囲い外部品で中の密度が通常より低いもの
-14上下結合の下、上中下結合の下で、三角屋根の形状のもの
-15-05以外(通常と異なる囲い)の囲い外部品

(上級者向け)偏化変形部品の登録について

例えばu91d1-01の場合、元となる「金」はu91d1ですので、「u91d1-01」という命名が望まれています。ただし部品によっては「釒(u91d2)」のように部品自体に文字コードが用意されているケースもあります。この場合は、「釒(u91d2)」に対してデータを割り当て、さらに「釒(u91d2)」を部品に使って「u91d1-01」を用意することを推奨します。

また、多くの部品は、それ単独で文字となる場合のデザインと、部品として使用する場合のデザインが異なるケースがあります。これを実現するために、場所を指定しない部品には「-07」という接尾コードを推奨します。あるいは、縦長や横長に部品を使用した場合のバランスを調整しているグリフは「-08」「-09」をつけてください。

なお、部品として利用する際のデザイン変更が生じないものについてはあえて「-07」などのグリフを新設せずに、ベースグリフをそのまま利用するようにしてください。

将来的には、漢字を部品とその相対的な位置関係で記述することにより、自動的にグリフをデザインする機能を実現します。その際、たとえば「偏」のように左側に位置する部品は「-01」→「-08」→「-07」→「なし」という優先順でデータを探索します。

このため、特異なケース(例えばu5962の「者」の1画目は上部品の兼ね合いで左右幅が短くなっています)の部品を登録するときに汎用的な部品である「-07」を利用しないでください。この場合は「-var-###」を利用してください(「-07」が登録されていなくても「-07-var-001」を登録してかまいません)。

偏化変形とUCS相当グリフの複数欄指定接尾コードは組み合わせないでください(u4e00-g01-var-001は不可。u4e00-01-var-001とする)。

IDSによる記述とする

ベースとなる字が文字コードにない場合はIDSを用いた記述を行ってください(IDSについての参考 )。UCSコード(U+4E00→u4e00と表現します)を"-"記号で繋げてください。

例:u2ffa-u98a8-u6625 (⿺風春)

IDSの記述に使う部品は素の符号位置としてください。第1面以降の文字はサロゲート分解しないでください。また部品には「-02」「-g」「-var-001」「-itaiji-001」などの接尾コードはつけないでください。このことにより同じIDS記述で異なるグリフを登録したい場合は、最後に「-var-###」をつけて区別してください。

 ○:u2ffa-u98a8-u6625
 ×:u2ffa-u98a8-g-u6625
 ×:u2ffa-u98a8-u6625-02
 ○:u2ffa-u98a8-u6625-var-001

なお、当面の間、部品にcdp外字のコードポイントを使うことを認めます。

組み文字(㍻など)は、次項の組み文字記述を利用してください

IDSを記述するための補助ツールを用意しています。「ツールボックス」の「IDSエディタ」リンクを開いてください。

組み文字の記述とする

組み文字はグリフ名の頭に「kumimoji-」をつけた上でIDSによる記述としてください。

例:kumimoji-u2ff1-u2ff0-u682a-u5f0f-u2ff0-u4f1a-u793e

既存の漢字集合をベースに名前をつける

文字コードのコードポイント何番の文字、○○字書の何ページ何番目の見出し字といったように、周知の漢字集合に含まれるグリフを登録する場合には、prefix(グリフ名の頭に付ける集合名)を用いた命名ができます。prefixについてはGlyphWiki:prefixをご覧ください。

グリフ登録ページを開く

もし既存のグリフをベースに作成する場合は、以下のワンポイントを参照してください。まったくゼロの状態から作成するよりも簡単に登録できます。

(ワンポイント)既存のグリフデータをベースに新しいグリフを登録する

似たようなグリフがすでに登録されている場合は、それを活用すると作業が早いでしょう。似ているグリフのページを開き、「編集」タブをクリックします。「専用エディタで編集」をクリックし、編集画面にします。エディタの左のグリフ編集部分の下にグリフ名が表示されています。ここを新しいグリフ名に書き直してから編集を始めます。すると自動的に新しいグリフ名での登録画面に進むことになります。

まったくゼロの状態からグリフを登録する

はじめからグリフを登録する場合は、まず新しく考えたグリフ名を検索するところからはじめます。考えた名前を「検索」ボックスに入力し「表示」をクリックしてください。もし既に利用されている名前でしたら、直接そのページが表示されます。まだだれも使っていなければ、「該当するページは見つかりませんでした」と表示されますが、その上に「問い合わせ:(検索語)」と表示があり、(検索語)の部分が赤くなっているはずです。もし灰色の場合は、命名規則に違反していますので上項「グリフ名の検討:基本ルール」を読み直し、新しい名前を考えてやりなおしてください。

赤色は未登録のグリフ(ページ)へのリンクを意味しています。そこをクリックしてください。すると新たなページを書き起こすことができます。さあ、あなたのグリフを是非登録してください。