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グループノート編集履歴

グループ:KAGEエンジン-問題のある漢字グリフ (グリフ実装率:100% [済263、未0])

出典: フリーグリフデータベース『グリフウィキ(GlyphWiki)』

  • KAGEエンジンでの肉付けを念頭に置いた際に問題がある(見た目が不自然、あるいは見た目を自然にするために不自然な表現になっている)漢字グリフをカテゴリに分けて例示します。
  • 原則として、実際にそのデータが含まれている部品名・実体名を記述しますが、必要に応じてそのグリフがどこで使われているかについての情報も示しています。
  • 対象は以下の通りです。
    • CJK統合漢字(拡張含む)・CJK互換漢字(補助)・康煕部首・CJK部首補助
    • IVD(uXXXX-ueXXXX)
    • CJK統合漢字の各地域ソース(参考: GlyphWiki:prefix
    • irg-2021-XXXXX(CJK統合漢字に今後追加予定)
    • aj1-XXXXX
  • バージョン指定無し(最新バージョン)で記載していますが、グリフによっては過去バージョンが部品として使われていることもあります。
  • 通常の意味での「デザインの修正」を行えば十分なものは原則として対象になりません。
    • ただし、部品の組み合わせで表現するのが難しいなど、システム的な改善の余地がある場合は対象となり得ます。
  • 複数個所に含まれうるグリフは最初の該当箇所にのみ記します。

規則違反のストローク

「GlyphWiki dump 検証」における「不正なデータ」。

①各種部品サイズの手動調整、または自動調整の回避

第一~第三パラメータの100の位あるいは1000の位に数字を足すもの。エディタ上では入力不可能。

自動調整の全回避

第1パラメータが手動で操作され、典型的には100が加算されている。「GlyphWiki dump 検証」では「未定義の筆画の種類」となっている。

u5340-02-var-003 u53ad-05 u53ad-g05 u575a-01 u655d-ue0101 u737b-02 u737b-02-var-001 u737b-02-var-002 u737b-02-var-003 u831f-08 u831f-k08 u8085-02 u8085-g02 u871a-g u8f29-g u98a8-02-var-001 u98a8-02 u98a8-v02 u9ef9-01 u9ef9-01-var-002 u2112a-jv u21196-jv u23952-g(回転を使用しているため、反対側の線との調整が行われるのを回避)(縦線に関しては手動入力による調整回避ではなく、開放→右払いの曲線が使われている) u2339e-jv u2339e-v u26222-08 u26222-t08 u26aa8-i u26aa8-jv u2cd7c-jv u2df29-05 u2df29-gv05 u2ed4e-g u2ed4e-jv u2ff0-u624c-u5531 u2ff1-u548c-u9ce5 u2ff1-u548c-u9ce5-var-001

第2・第3パラメータによる手動調整

「GlyphWiki dump 検証」では「ありえない形状の組み合わせ」となっている。

②サイズ調整以外の不正データ(始点・終点の組み合わせなど)

これも「GlyphWiki dump 検証」では「ありえない形状の組み合わせ」となる。一部はエディタ上でも(エラーは出るが)入力が可能。

特殊な字形

開放→右払いの曲線(2:0:0:)

接続→右払いの曲線(2:32:0)

u5938-01-var-003 irg2021-00718

開放→左ハネの曲線(2:0:4:)

u4e86-v u2ceb6-j

細入り→左払いの曲線(2:7:7:)

u845b-ue0106@6
  • u845b-ue0106@7で「接続→左払い」に修正された。Hanyo-Denshiの規格票は@6に近いデザインだがMoji_Johoの規格票およびIPAmj明朝では@7に近いデザインである。

細入り→右ハネの曲線

u2d433-ue0101

左上カド→右払いの曲線(2:12:0:)(「母」関連)

u6bcd-j u6bcd-t u6bcf-08-var-001 u6bcf-08

右上カド→右払いの曲線(2:22:0:)

u52f9-ue0102

「接続」水平切り口形状(132)の手動入力

u590d-ue0100 u7758-01 u7758-g24 u7a74-kp03 u7a74-03-var-002 u81f3-t u9df9-var-002 u24d21-var-002 u257c5-g u25f84-kp u27c28-04 u27c28-04-var-001 u27c28-04-var-002 u27c28-04-var-004 u29f35-jv u2ff8-u7592-u2ff1-u2634c-u76c6

不自然な表現-曲線の重ね合わせ

複数の曲線を組み合わせてより長い曲線を構成するもの。違反データはないが、KAGEエンジンによる肉付けの太さに応じた精密な位置調整が行われており、わずかな肉付けの変更で大きく品質が下がる可能性がある。 機械的な検出が容易でないため、リストは網羅的でない可能性がある。

不自然な凹凸-①固定ポリゴン

  • 右上カドの曲線
    • 上側…u4e86-jなど
    • 下側…u4ea8-jなど(曲線が水平に近い場合)
  • 屋根付き細入り
    • 下側…u8ca7-kなど
    • 下側・上側(右上カドと同様)…u204f0の「入」部分など
    • 接続する横線が水平でない形状…u4e40-t
  • 短い「開放」曲線
    • u9957-jの「皀」部分の1画目など

不自然な凹凸-②「接続」の曲線・直線の始点

不自然な凹凸-③「左上カド」直線の始点

  • 「隹」・「角」・「尙」など…u27958-jvu2b81d-var-001u2b81d-itaiji-001など
  • 「隹」に関しては、一部の部品では「接続」も使われている。
  • ただしu7701など、他フォントでも普通にこのような凹凸が存在する文字もある。

不自然な凹凸-④細い端点どうしの接続部

一般的でないデザイン

u6c35u51ab関連
  • また、これらは幅が狭くなると前述の「不自然な凹凸-②」の原因にもなる(例: u7027)。このため、u51ab-ju51ab-01では左上カドが用いられている。これにより例えばu9fdbなどでの凹凸が抑えられている。

その他Unicode範囲

一般的な漢字・部首には分類されないものの漢字に関連する用途をもつ文字